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税理士による相続人にやさしい相続税のページ 平成27年税制対応
執 筆 : 税理士 永 野 智 一
「税理士による相続人にやさしい相続税のページ」は、税理士 永野智一氏と提携して運営しております。 本ページの記載内容に関するご質問や相続税のご相談は、下記にて直接お問い合わせください。(相談料は無料です)
目次(内容)
内容をわかりやすくするため、家族構成を配偶者と子供2人の4人家族を想定しています。
また、遺産が未分割である場合や養子縁組がある場合、相次相続控除などの取り扱いについては割愛しております。なお、相続人がいない場合には、財産は原則として国庫に帰属することになりますので、遺言によって遺産を差し上げたい方(最後を看取ってくれる方や介護でお世話になった方など)や寄付したい団体名などを記載しておかれるとよいと思います。また、相続人ではありませんが、孫やお世話になった方に財産を遺したい場合にも遺言書が有効です。
(1) 相続に関する民法の取り扱い
① 法定相続分
② 遺言による相続分と遺留分の規定
(スケジュール)
① 被相続人の死亡(相続の開始)
② 死亡届の提出と火葬許可証の受領、年金受給停止・遺族年金手続きなど
③ 遺言書の有無と相続人の確認、家庭裁判所の検認手続
④ 相続財産と債務の概略調査
⑤ 遺産を相続するか否かの確認(相続放棄または限定承認の手続き‥‥3ヶ月以内)
⑥ 相続財産の評価(相続財産・債務の詳細調査、生命保険契約などの計上洩れに注意)
⑦ 遺産分割協議書の作成(おおむね四十九日法要の後が一般的)と未分割遺産
(現預金・有価証券・不動産等の名義変更手続きが可能になる)
⑧ 所得税の準確定申告(被相続人の所得税の確定申告及び納付‥‥4ヶ月以内)
⑨ 納税方法の確認と資金手当て
⑩ 相続税の申告と納付(10ヶ月以内)
(3) 相続税の計算の流れ
① 遺産総額の計算(各相続財産の評価)
② 課税遺産総額の計算
③ 相続税の総額の計算
④ 相続人毎の相続税の計算
⑤ 相続税の申告書の提出と納付
(4) 円満な相続のための事前準備
① 遺言書の種類と公正証書遺言作成のお勧め
② 遺言書の末尾の添え書き(付言)
③ 相続税の納付を考慮した遺産相続
④ 第二次相続を考慮した遺産相続
⑤ 出生から直近時までのすべての戸籍謄本の入手と経歴書の作成
⑥ 遺言執行者の指定
(5) 相続税の節税対策のご紹介
① 生前贈与の活用
② 生命保険の活用
③ 不動産の活用
④ 小規模宅地等の特例の活用
⑤ 墓地や墓石などの生前購入
⑥ 贈与税の配偶者控除
⑦ タワーマンションの購入による節税
⑧ その他の取り扱い
(6) 相続後の主な手続きのご紹介
① 相続発生後の早い段階での手続き
② 遺産分割後の手続き
③ 被相続人が事業を行っていた場合
④ 効率よい手続きに関するアドバイス
(お願い事項)
このページは、できるだけ正確な記述を心がけております。しかしながら、税法の世界は奥深く、多岐に渡ってたくさんの法律で規制されており、しかも色々な考え方がありますので、このページはあくまでも参考程度にとどめ、税務行動を起こす場合には、できるだけ専門家に相談されますようお願いいたします。
税理士 永野智一